Perl 「 モジュール 」CGI.pm Introduction (0xaf)

セラ (perlackline)

2014年05月21日 18:00



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Perl について、復習を兼ねて断片的な情報を掲載して行く連載その 0xaf 回。

Perl モジュール CGI.pm の Introduction。


CGI



まず、CGI とは何かを確認します。


Web サイトで動的な応答を提供する



CGI は「 Common Gateway Interface 」の略で、ホストコンピュータ側の Web サーバと他のプログラムを連携させるためのインターフェース ( 共通の ( cmmon ) 出入口の ( gateway ) 接点 ( Interface ) ) です。

通常 Web サーバ単体では、Web サイトの"静的" な応答にしか対応出来ませんが、CGI プログラムとの連携によって、対象となる Web サイトに "動的" なデータの生成とその送出機能を与えます。

"動的" な応答によって実現する機能には、掲示板やアクセスカウンタ、ブログシステム等があります。

いずれもクライアントからの動的な要請に対応して、Web サイト上に何らかの変化を加える機能を持っています。

なお、CGI は、環境変数や標準入出力を扱えるプログラミング言語であれば、Perl でなくとも利用可能な機能です。


具体的な動作



CGI に沿って書かれたプログラムは、クライアントからのリクエストに応じて Web サーバが呼び出します。

CGI プログラムへの入力は、コマンドライン引数や環境変数、標準入力を経由して行われます。

CGI プログラムが出力するデータは Web サーバを通じてクライアントに送信されます。

CGI プログラムは多くの場合、入力に応じて HTML を生成し出力します。

詳細は、Common Gateway Interface - Wikipedia をはじめとする Web サイトや関連書籍を確認してください。


モジュール CGI.pm



Perl のモジュール CGI.pm は、上記 CGI を通じて Web サーバと連携するプログラムを Perl で書き上げることをサポートします。

このモジュールはその他多くのモジュールと同様に、オペレーティングシステムや Web サーバからなる環境の差異をフォローしてくれるので、きっとあなたは CGI プログラミングに集中することが出来ます。

それでは、モジュール CGI のドキュメントを確認してみましょう。


perldc CGI



まず、CGI.pm は、Perl 標準添付のモジュールです。CPAN 等から別途インストールする必要はありません。

標準モジュールのリストは、次の Web ページで確認出来ます。

perlmodlib (標準モジュール) - perldoc.jp

もちろん「 perldoc perlmodlib 」でも ( 英語ですが ) 確認することが可能です ( Standard Modules )。

モジュール CGI.pm のドキュメントも同様に、perldoc コマンドで確認出来ます。「 perldoc CGI.pm 」でも「 perldoc CGI 」でも確認出来る内容は同じです。

しかしながら、今回は、perldoc.jp に翻訳ページが存在するため、こちらのお世話になることとします。

CGI - perldoc.jp


0xaf -> 0xb0 へ



次回は、perldoc CGI を確認しつつ、例に挙げられたコードの動作を確認します。

参考情報は以下の書籍を中心に Wikipedia および各 Web サイト。それと詳しい先輩。

参考 :「Randal L. Schwartz, brian d foy, Tom Phoenix 共著 近藤 嘉雪 訳「初めての Perl 第 6 版」(オライリー・ジャパン発行 ISBN978-4-87311-567-2)」


次回 (0xb0) へ続く。

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