仕組み進化論についてまたたび

「小飼弾の「仕組み」進化論」
2009 年 3 月 20 日 初版発行
著者 小飼 弾
定価 1,500 円 (税別)
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"世の中は確実に便利になっているのに、少なくとも手の届く範囲耳の拾える範囲目の見える範囲では大変になっているように感じている" というのはぼく個人の主観でそんなこたぁないと思う人がいたりそうだそうだと思う人がいたりするのはいいのだけれど、え、そんなこといわれてもわかんない、っていう人にはごめんなさいということにする。
全 220 ページくらい。通しで読めば速読不可でも 2 - 3 時間くらいで読める本。
オビにはでっかく「これからは「仕組み作り」が仕事になる」とかいてありますね。
あくまで "優秀な" プログラマーの考え方です。
日本にはたくさんのプログラマーがいるそうですが、
いまいちその優秀性が発揮されていないようで残念です。
力を発揮できる仕組みがないならその仕組みを作る仕組みを作ればいいーじゃん。ね。
でもって P.51 「プログラマーの三大美徳「怠慢」「短期」「傲慢」に続きます。
きのうの続き。
以下ネタバレ。
P.51 「プログラマーの三大美徳「怠慢」「短期」「傲慢」」
プログラミング言語 Perl の開発者ラリー・ウォールはプログラマーの「三大美徳」を
・「怠慢」 (laziness)
・「短期」 (impatience)
・「傲慢」 (hubris)
といっていて著者いわく
これらの美徳をひとつでも欠くひとはプログラマーを今すぐ辞めて転職を考えるべきといってもいい。
だそうです。
これらの美徳が何を意味するのかというとそれは以下。
・怠慢 = 同じ作業の重複を嫌がる。
根本的なめんどくさガリヤのぼくは単調な重複作業が大嫌いですが、
あるときぼくは知ったんです。
黙々と単調な作業を繰り返すことの妙な心地よさを。
何も考えない。でも何もしないわけではない。
なにより目の前に成果が積みあがるので達成感がある。
仕事してる感がある。
変な中毒性がある。
いまでも好きではないですが、わりと上手にこなせるようになりました。
でもこんな仕事って簡単にオートメイション化されちゃいます。
環境によって今すぐには難しいかもしれませんが、
将来的には必ずオートメイション化されちゃいます。
安穏としていたらいつのまにか仕事がなくなっちゃいますからね。
時すでに遅しとなるまえにそれぞれで何らかの手を打たねばなりますまい。
・短気 = 先回りして仕組みをつくる。
こうきたらこうなるだろうからこういうふうにしておこう。
・傲慢 = プロ意識から仕組みのメンテナンスを容易にする。
「ゴーマンかましてよかですか」ってきめ台詞はあれプロ意識なんですね。
で、仕組みとは何か
P.69 仕組みとはある入力 (インプット) を与えたらある出力 (アウトプット) を行うもの。
これを機能という単位に分割する。機能とは入力とアウトプットを行う最小単位。
分割した個々の機能を分析して自動化の可能性を探る。
P.70 仕組みを機能に分割しておけば状況の変化に応じて仕組みの効率化がしやすくなるよ。
他の部分に影響をあたえずに各機能の取替えが可能になるからね。だそうです。
作った仕組みには "名前" を付けて保存しておきましょう。そうすればあとで必要になったときすぐにつかえます。
名前の付け方なんかもプログラミングの世界にはいろいろなノウハウがありますね。
ハンガリアンなんてとてもエキゾチックでそそります。
P.72 日常業務を仕組み化してみよう
から、いよいよ具体的な業務の仕組み化が書かれます。


